いっしょに考える「福島、その先の環境へ。」
チャレンジ・アワード2021
表彰式を実施いたしました!
2021年12月4日
環境省では、福島の風評払拭や復興に向けた未来志向の環境施策への理解醸成に資する取組の一環として、新たな表彰制度「いっしょに考える『福島、その先の環境へ。』チャレンジ・アワードを創設し、中学生部門、高校生部門、高専生・専門学生・大学生部門の3部門から選出された最優秀賞、優秀賞、入賞の表彰状授与式が12月4日に行われました。
受賞者コメント
最優秀賞:環境大臣賞は中学生部門で藤東さん、高校生部門で岩井さんが受賞いたしました。
【中学生部門】
福島県立ふたば未来学園 中学校 藤東 佑和さん
作文を書いて、浜通りの今のよさや課題について、改めて知ることができました。また、書いていて「自分にはこんなことができるな。」と考えることができました。作文を書いて学んだことをこれからの行動に生かしたいと思います。
【高校生部門】
学校法人灘育英会 灘高等学校 岩井 響さん
拙い文章ながら賞を頂くことが出来、本当に光栄に思うとともに、このような場を設けてくださった環境省様、福島県はじめ多くの関係者様にこの場をお借りして御礼申し上げます。災害復興は果てなき旅ですが、いつか全員が笑顔になる未来があると強く信じております。有難うございました。
優秀賞:福島県知事賞は中学生部門で早川さん、高校生部門で渡部さんが受賞いたしました。
【中学生部門】
福島県立ふたば未来学園 中学校 早川 征輝さん
素晴らしい賞をありがとうございます。一人一人が協力すれば何事も解決し、実現していくことを信じています。また、自分も意見を論じるだけでなく、有言実行できる人間となれるように励んでいきたいと思います。
【高校生部門】
福島県立只見高等学校 渡部 茉子さん
今回、チャレンジ・アワード福島県知事賞を受賞することができ、とても嬉しく思っています。また、表彰式に参加し、その後の現地見学会で被災地の現況を見ることができて、大変勉強になりました。復興が進んでいるところやそうでないところもあり、正直驚きました。私が住む只見町も同じく10年前の新潟・福島豪雨水害で大きな被害を受けましたが、特に浪江町にある請戸小学校の津波被害による悲惨な状態を見て、現地の方から当時の恐ろしい状況を聞き、心が痛くなりました。
このような経験をすることができたことで、今までは見たことのない景色や状況を知ることに繋がりました。これを機にこれからも福島県の復興に目を向けていきたいです。
優秀賞:福島県教育委員会教育長賞は中学生部門で鈴木さん、高校生部門で紺野さん、高専生・専門学生・大学生部門で筒井さんが受賞いたしました。
【中学生部門】
福島県立ふたば未来学園 中学校 鈴木 里桜さん
この度は、素晴らしい賞をありがとうございます。10年間の自分と福島を振り返り考えたことは、貴重な経験となりました。また授賞式後の見学会では、震災の教訓と、双葉郡の復興が少しずつ進んでいることを学びました。今後も福島の環境を主体的に考えていきたいと思います。
【高校生部門】
福島県立郡山高等学校 紺野 陽奈さん
私はこれまでたくさんの挑戦をし、将来の夢や考え方が変化した1年間でした。活動の気づきを賞としていただけて感謝の気持ちでいっぱいです。東日本大震災から10年の節目の年が、忘れ去られるのではなく後世に継承されていく未来を迎えてほしいです。
【高専生・専門学生・大学生部門】
公立大学法人 福島県立医科大学 筒井 悠巴さん
仲間との活動を記録として残せる良い機会となりました。健康教育はライフステージを考慮することでより効果的になると考えています。今後の福島の発展の基盤になる住民の健康について、今後も注目していきます。
関連リンク
2021年7月15日 いっしょに考える『福島、その先の環境へ。』チャレンジ・アワード2021