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ボランティア体験レポート [楢葉町]

未来に進む楢葉町

こんにちは、早稲田大学の石川、胡と、明治大学の式地です。私たちは東日本大震災での被害を受けつつ、未来へ新たな歩みをすすめる楢葉町の方々の思いに触れるために、今回のボランティアに参加しました。

楢葉町とは

楢葉町は福島県の浜通り地⽅の中程に位置し、温暖な気候で過ごしやすい町です。町の北東端には東京電力福島第二原発が立地しています。2015年9月5日に避難指示が解除され、令和元年11⽉末時点で、町内居住者数は3,899⼈。避難指示が解除された他町村と比べて同町の帰還率は比較的高いですが、子供の数が依然として少ないそうです。

2019年4月に全面再開したJヴィレッジという日本最大のサッカートレーニング施設では、たくさんの子供たちがサッカーを楽しんでいます。

写真:応援メッセージ

応援メッセージ

写真:日本初のサッカー神社

日本初のサッカー神社

鳥小屋と町の復興に向けた取り組み

「⿃⼩屋」は1年間の五穀豊穣・無病息災・家内安全等を願う行事です。⿃⼩屋を燃やした⽕で、焼いた餅を⾷べると⼀年間⾵邪を引かないといわれています。これに参加するために、ふるさとに戻った人たちを含め、沢山の人が集まっていました。

また、震災後にできたコンパクトタウンでは、様々な生活機能が集約し、楢葉町の新たな生活拠点として展開しています。その中にある「ならはCANvas」では幅広い世代の住民が集まり、様々なイベントが行われていました。

写真:鳥小屋の中の様子

小屋の中にはお札や正⽉飾りなどを納めています。

写真:「鳥小屋」の様子 1

現場から感じた火は凄く熱かったです。

写真:「鳥小屋」の様子 2

竹の端に餅を挟んで焼いている様子

写真:住民の声を集めた掲示板

ならはCANvasには住民の生の声を集めた掲示板がありました

これからの課題

地元の住民の方々に今の町の課題を尋ねると、子どもの元気な声が聞こえないと口をそろえて仰っていました。現在町では高齢化が進み、子どもの人口が少ないそうです。それに対して私たちは、子どもたちに町の魅力を再発見してもらい、発信し続けていく必要があると考えます。また、放射能に関して国の説明は複雑だったことも挙げられ、これから、地域の住民だけではなく、全国に向けて正しくかつ分かりやすい放射線教育の普及が必要ではないかと感じました。

写真:放射線測定器

放射線測定器

ボランティアに参加した感想

楢葉町の復興は近隣の市町村と比べてかなり進んでいました。伝統行事の「鳥小屋」は8年ぶりに復活し、新しくできたコンパクトタウンなどによって、日常生活を取り戻しつつあるようです。しかし上記の課題以外にも、人口の多くを占める高齢者の、日々の健康を支える医療施設が不足していることなど、他の問題点も挙げられます。震災の痕跡が完全に消えることはありませんが、私たちは、町を元に戻すたけではなく、これから新しい町を作っていくことが大事だと学びました。

写真:楢葉町 応援メッセージ

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