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ボランティア体験レポート [楢葉町]

頑張れ楢葉町

鳥小屋とは?

まず、みなさんが最初に感じたであろう「鳥小屋って何?」という疑問にお答えしたいと思います。鳥小屋とは、害虫から田畑を守る「鳥追い」と正月に行われる火祭りの行事である「どんと焼き」が一緒になった行事のことを指します。福島原発事故により中断したものの、2019年に復活し、今回は復活から2回目の鳥小屋でした。

作成するのが大変なように思いますが、資材は近くの竹やぶから調達し、7~8人で協力すると半日で作り終えるそうです。

写真:鳥小屋と賽銭箱

これが、実物の鳥小屋の写真です。鳥小屋の中には、地域の方が持ってきたお札やお守りなどの正月飾りがたくさん入っており、また、前には、賽銭箱も置いてあって、まるで小さな神社のようでした。

写真:鳥小屋の様子

火をつけたら写真のような感じに!
竹が燃えるバチバチという音に最初は驚きましたが、とても神秘的でした。
この火を使って餅を焼き、みんなで美味しくいただきました。

地元の方との交流

鳥小屋を燃やした後は、公民館に移動し、交流会が行われました。食卓には豪華な食事が並び、みなさん楽しそうに話をしながら交流を深められていました。私たちもその交流会に参加させてもらい、楽しい時間を過ごすことができました。

また、交流会後には4班に分かれ、民泊をさせていただきました。後で、話を聞いてみると、どの家も、夜遅くまで語り合ったり、お母さんと一緒に女子会をしたりなど地元の方と楽しい時間を過ごしていたようです。私の民泊先では、果物やお菓子を用意してくださり、さらには、器、杉で作られた割りばし、ポストカードをお土産としていただきました。このように、東京では中々味わうことのできない人の温かさを実際に感じることができ、地方の魅力に気づかされました。楢葉町の皆さん、ありがとうございました!

楢葉町と原発

「リプルンふくしま」という特定廃棄物埋立情報館や、原子力事故の事実と廃炉事業の現状について学べる「東京電力廃炉資料館」を見学しました。リプルンふくしまでは、空間線量率の測定などの体験や特定廃棄物について、学習しました。廃炉資料館では、原発事故が起こり甚大な被害を与えたという現実がある中で、いかにその反省を今後に活かすかという試みを見学しました。

写真:空間線量率の測定を体験している様子

実際に訪れてみて

楢葉町や周りの町を初めて訪れ、印象的だったのは、復興の様子が町により大きく異なることです。楢葉町では、様々なイベントが開かれているなど、予想以上に活気があるということに驚きました。お話しした楢葉町の方も暮らしに不便はないとおっしゃっていました。一方で帰還困難区域を見学した際には、ボロボロになった家が草木に囲まれている様子や、バリケードで人が通れないようになっている様子を目撃しました。普段これらの町に関わることがほとんどない私は、つい「福島」とひとまとめにして復興の状況などを考えがちですが、それぞれの町の状況は異なるということを忘れてはならないと思いました。

今回、このような機会をくださった方々、私たちを受け入れてくださった楢葉町の方々に感謝し、今回のプロジェクトで学んだことをさらに深め、発信していきたいと思います。
みなさんも、このようなプロジェクトがあったら、ぜひ参加してみてください。

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