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ボランティア体験レポート [楢葉町]

鳥小屋取材ボランティア

初めまして。法政大学の中嶋、東京薬科大学の岩澤、東京理科大学の篠原です。
私達学生ボランティアは今回、楢葉町で行われている鳥小屋の取材をしてきました。

楢葉町に戻ってきている日常を、ぜひこの記事を通して皆さんにも知っていただきたいと思います。

写真:鳥小屋の様子

鳥小屋に関して

昨年、震災以降初めて大谷行政区で鳥小屋が再開され、今年は震災以降2回目の開催となりました。鳥小屋自体は、昭和の初めごろから行われているようで、長い歴史を持つ行事であり、各家庭からお正月飾りを持ち寄って、わらの中に入れて燃やします。内容自体は一般的に行われているどんと焼きと同様のものです。住民の皆さんにとっては、季節を感じさせるとともに楢葉町の文化を感じさせるイベントになっているそうです。しかし、近年は楢葉町においても若い人の数が減少していることから、鳥小屋においても若い人の参加が減っている模様です。

楢葉町の魅力

民泊の際に住民の方から楢葉町に住んでいて感じる町の良さを語っていただきました。やはり一番は、都会と違って近隣住民の様子を把握しやすいことや助け合いができることだとおっしゃっていました。かつてより、農作業においても近所同士が助け合うことで大変な作業を乗り越えてきた歴史があり、今でもその名残が色濃く残っているそうです。近所住民同士が腹を割って、気兼ねなく話ができる関係性が構築されていること、お互いに助け合いながら安心して生活できる環境は、都会では見かけることが少なくなってきた楢葉町の魅力であるということがわかりました。

双葉郡の現状

楢葉町の人たちにとって鳥小屋は、日常的なものであまり特別視をしていないように感じました。ということは、鳥小屋を行えるほど、楢葉町には日常が戻ってきているということです。その一方で、同じ双葉郡の中でも復興があまり進んでいない地域があります。今回、そんな復興途中の地域と帰還困難区域の見学を行いました。

風評被害と思考

復興の大きな妨げになっている事柄の1つとして、風評被害が挙げられます。風評被害は、発信側だけではなく受信側が無知な事から起きるのではないでしょうか。廃炉資料館やリプルンふくしまという施設を見学して、自分は放射線の線量や廃棄物の処理について学びました。職員の方から復興の報道で取り上げられている事について説明を受けた際に、自分は放射線に対して誤った認識をしていたことに気付くことができました。復興の第一歩として、現地に行って正しい知識に触れる事が重要なのではないでしょうか。

最後に

楢葉町にも日常の変わらない生活が戻っています。しかし、そこから車で数十分のところには帰還困難区域があり、人が一人もいない異様ともいえるような光景が広がっています。。私達は、この現状を知ったからこそ自分にできることがないかと探しています。そして、私達が出来ることの一つとして、双葉郡の現状を知ってもらうことだと思いました。たくさんの人達に現状を知ってもらうことで、「何かできることがないか」と考える人が増えれば、自然と復興への手助けが広がっていくように思います。そうやって、復興が広く進んでほしいと思います。

帰還困難区域を見学しているときの写真

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