ボランティア体験レポート [楢葉町]
みんなのCM完成お披露目会取材ボランティア活動
こんにちは。
私は東京理科大学 原田です。
2011.3.11に起きた東日本大震災から約9の年月が流れています。この災害で大きく被害を受けた楢葉町の「過去」と「現在」をこの「ナラハ・テレビCMプロジェクト」で作成されたCMのお披露目会というイベントを通して学んでいきたいと思い参加させていただきました。
楢葉町「ナラハ・テレビCMプロジェクト」とは?
楢葉町「ナラハ・テレビCMプロジェクト」とは、これまでの活動として環境省と楢葉北・南小学校の合同企画として主に5,6年生の学生が中心にアイデアを出し合い、個性溢れる魅力的なCMを作成する「ナラハ・チャレンジプロジェクト」がありました。それに続くかたちで企画された楢葉町との合同CM制作企画であり、楢葉町に関わる皆さまが町の魅力について考え、発掘・発信していくプロジェクトでもあります。
CMが遂に完成
お披露目会は楢葉町の交流館「ならはCANvas」で開かれました。参加者には地元の方々やCM作成に携わった皆さんが集まり、完成されたCMやその制作過程が紹介されました。
CMは、朝焼けの海岸でサーフィンする男性や、黄金色の水田で稲の実りに触れる女性を通して楢葉町の素晴らしさや住民の人の良さを表していました。
またフレーズは「深呼吸したくなる町」「あ、いい風」と町の魅力を的確に表現されたもので、見る人が楢葉町に興味を持ちたくなるCMだと感じました。
見た感想
私はこのCMを初めて視聴した時、冒頭の朝焼けの海岸のシーンに引き込まれました。そして次の稲を触れる女性のシーンでは、私は以前、福島で稲刈りをする機会があり、稲を見た経験があるのですが、それ以上に稲が美しく見え、惹きつけられるものがありました。また女性も女優さんかと思っていたら実は地元の高校1年で普通の学生であることを知り驚きました。
取材をして
CM関係者に取材したところ、出演した学生は「復興が進んでいる町の姿が視聴者に伝わってほしい」と願い、また別の方は15秒のCMを作成する上で伝えられる内容は限られていたため、数多くある楢葉町の魅力のなかから1つか2つに絞った上で、海岸では「陸・海・空」の3通りの撮影方法、朝焼けという限られた時間帯という厳しい条件の中でCMを作成してきたと伺いました。全員がより良いCMを作り「1人でも多く、楢葉町の魅力を知ってもらいたい」という思いを抱いているように感じられました。
まとめ
今回完成されたCMは「楢葉町を若者に知ってもらいたい」という願いも込められて作成されたものでもあります。多くの人に知ってもらうためには、CMを流すだけではなく楢葉町に興味を持った私達がどんな行動をするのかが重要になってくると考えます。
私はこれからこの「楢葉町の魅力」を発信していき、一人でも多くの人に「今」の楢葉町を知ってもらいたいと思います