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ボランティア体験レポート [楢葉町]

稲刈り in 楢葉町

写真:刈り取り前の稲

こんにちは。神戸大学大学院の村上です。
私は現在、地方都市における街づくり・地域再生について実際に現地に行くことを通して学んでいます。福島県楢葉町には4年生の時に3度行かせていただいたことがあり、今回は2年ぶり4度目の訪問となりました。2年ぶりの再訪ということもあり、楢葉のまちやそこに住む人々の暮らしで変わっているところ、そして時間が経っても変わらないところをできるだけ全身で感じるというのが今回の私の目標でした。朝5時に神戸を出発して、東京を経由して楢葉町へ。楢葉の皆さんは覚えてくれているかな…新幹線の中でそんな一抹の不安を抱えながら、遠い神戸の地からの参加ですが、濃い2日間になるようにがんばろうと思いました。

2年前の楢葉での活動

写真:田植えの様子

田植えの様子

写真:花壇整備の様子

花壇整備の様子

写真:自然を満喫する私

自然を満喫する私

写真:手作業で稲刈り

手作業で稲刈り

写真:コンバインに稲穂を入れます

コンバインに稲穂を入れます

写真:コンバインに乗ります

コンバインに乗ります

稲刈り作業

写真:稲刈り後の田んぼ

<1日目のお昼過ぎ>

楢葉町に到着後、作業用の服に着替えて農家の方と挨拶を済ませすぐに稲刈りスタート。

2年前の時は田植えに参加したものの稲刈りには参加できず、今年が私にとっては2年越しの楢葉町での稲刈りとなりました。右手には鎌を握り、左手には稲穂を掴んで作業を進めていきます。ぬかるんだ地面に足をとられながらも汗びしょびしょになって無心で刈る作業は何故か私にとって楽しい時間に感じられました。都会とは違う場所での普段できない体験は、その分達成感と満足感に包まれます。結局手作業で刈る場所は学生と環境省の方と農家の方の力を合わせて予想以上に速いペースであっという間に刈り終わりました。その後はコンバインを使って残りの農地を刈っていきました。手作業よりもはるかに短い時間で終わり、機械の便利さを改めて痛感しました。来年にはもっと今年以上にたくさんの稲穂が実ることを祈っています。

街の文化体験~陶芸~

<2日目の午前中>

写真:陶芸教室中の様子

先生から手順について説明を受ける

写真:学生の作品

無事完成。学生たちの作品

1日目の夜は楢葉町の住民の方のお家にホームステイし、2日目は朝から美味しい朝ごはんを頂き、その後街の文化体験として陶芸教室に参加させていただきました。学生と住民の方が一緒になって、約2時間自分で好きな形の器を作るのは、やり始めて夢中になると、あっという間の時間でした。私自身は、轆轤で回しながらの陶芸は体験したことがあるものの、今回のような自分でこねて形を創っていく陶芸は初めてで、苦戦しながらもやりがいがありました。ものづくりが小さい頃から好きだったので、周りの学生が賑やかに器を作る中、気づいたら一人黙々と集中して取り組んでいました。先生に加えて地域の陶芸教室の生徒さんも参加して色々と教えてくださり、丁寧なアドバイスのおかげで自分の気に入った器を作ることができました。参加された住民の方たちは各々自分の好きな形に器やお皿や花瓶など一人で3個も4個も作っておられました。出来上がった器は1,2カ月後に家に届くそうで、今から手に取るのが楽しみです。

リプルンふくしま見学

写真:リプルンふくしま

リプルンふくしまとは?

2018年8月24日にオープンした、放射性物質に汚染されたごみの埋立処分についてわかりやすく学べる体験型の情報館。特定廃棄物の埋立処分事業の概要や必要性、安全対策、進捗状況などについて「動かし」「さわり」「遊び」ながら、「知る」ことができます。

<2日目の午後>

写真:館内の様子

館内の様子

写真:空間線量率の測定に挑戦

空間線量率の測定に挑戦

陶芸教室の後、リプルンふくしまを訪ねました。2018年に開館して以来初めての訪問だったので、とてもわくわくした気持ちで入りました。入り口ではペッパー君がお出迎えしてくれ、館内の展示では、パネルをタッチしてゲーム感覚で学べるものから、実際に触れて体感できるものまで、子供から大人まで楽しみながら学べる工夫がいっぱいありました。特定廃棄物の埋立て処分事業という、話を聞いたり文章を読んだりするだけでは難しいことも、この施設の体験を通して、学びやすく感じました。私は特に展示のIT技術に驚かされっぱなしで、そこに訪れていた子供より楽しんでいました。その後はモニタリングフィールド放射線測定器を手に、敷地内の場所の放射線を測定して回りました。実際に自分の目で見て肌で体験することが大事だと改めて思いました。

まとめ

写真:楢葉町の方たちとの交流会の様子 1

写真:楢葉町の方たちとの交流会の様子 2

楢葉町の地域の方々と1日目の夜に交流会を行いました。色んな話をできて楽しいひとときでした。

2年ぶりの楢葉町は、「自然が豊かで人が暖かくご飯が美味しい」そこが変わらず素敵な町でした。稲刈りや文化体験、リプルンふくしまでの施設見学と様々なことを体験させて頂きましたが、特に1日目の夜の地域の方との交流会で過ごした時間が私にとっては心に残る有意義な時間となりました。BBQの網を囲みながらお母さんと話したたわいもない会話。お父さんには人生の先輩として昔の武勇伝から将来にむけたアドバイス。そこには都会や現代に住む私たちが忘れてしまっている、人と人との強いつながりと結びつきがありました。楢葉町に来るたびにそうした温かい方たちに触れ、故郷に帰ってきたような感覚とひと同士の愛情やぬくもりに気付かされます。将来もまた楢葉に帰ってこようと感じた滞在でした。

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