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ボランティア体験レポート [楢葉町]

楢葉町 これからの楢葉町

写真:田植えの写真

初めまして、法政大学文学部地理学科の中野ゆかりです。

私は環境省が実施している楢葉町の田植えボランティアに参加しました。実際、現地に行き現地の人の話や当時の様子など田植えボランティアを通じて知ることが出来ました。民泊もして現地の人たちと和気あいあいとしてとても充実した2日間でした。

写真:田植え体験前の自己紹介の写真

田植え体験

私は田植え体験初めてだったのですが長靴を沼に入れて足を動かすことが出来なくてバランスを崩しそうになりました。一列に田植えを植えること、どれくらいの深さまで稲を植えればいいのか分からずとても苦戦しました。長時間やっていると腰も痛くなり農家の大変さを学びましたし、とてもやりがいのある仕事だと感じました。田植えをする機械に乗ったとき直線状に稲を植えるのが難しく途中でだいぶ曲がりました。一緒に乗っていた現地の人も気さくに話しかけてくれたり、運転のフォローもして下さったので短い時間でしたがとても楽しかったです。

写真:田植えの器具を持っている写真

町の人の思い

東日本大震災から約8年が経ちます。4月末時点での町内居住率は50%強で、60代が最も多いそうです。私も見ていた限り上の世代の人の方が多い気がしました。実際に町の方々からお話を伺うと、町の姿は事故前とは大きく変わってしまった、という方もいらっしゃいます。
事故当時は、立ち入りが禁じられる警戒区域に指定され、住宅の解体や修理を担う業者が足りず、再建が進んでいない部分もありましたが、平成27年9月5日に全町避難の自治体として初めて解除されました。
楢葉町にいる住民の人たちは戻ってきてほしいと願っています。その思いを私たちが正しい知識をつけ、伝承しなければならないと思いました。

東京電力廃炉資料館

ここでは、原子力事故の記憶と記録を残していて再びこのような事故を起こさないための反省と教訓が映像と掲示、実際体験できるものがあります。シアターホールでは事故発生から原発事故とその対応について見たり、福島第一事故の対応経過で事故発生から電源復旧までの11日間を振り返りをした映像を見ました。難しい用語は映像と音声で聞きやすくなっていて映像時間も短くて飽きずに見ることが出来ます。廃炉現場の姿が大きなスクリーンで映し出されたところでは廃炉現場の当時の様子と今現在の様子が映し出されていて比較することが出来ます。最後に当時着用していた作業着のマスクが試着でき、試着していた先輩がとても息ができないと言っていました。放射線セシウムを測る器具を携帯しており、退勤時間は9時間以上を超えてはいけなく30分前には上がるようにされていたりと体に害がないように工夫して作業していたことが分かりました。

写真:東京電力廃炉資料館の写真、始めにみたシアターホールの写真

リプルンふくしま

「動かす」「触る」「遊ぶ」をやりながら、特定廃棄物の埋立処理事業の概要や必要性、安全対策を体験しながら理解できます。パネルを触りながら運び出しから埋立処理までの流れと安全対策を学んだり、柱には放射線の基礎知識が学べるちょっとした扉になっていたりと子供から大人まで楽しめる施設でした。私が印象に残っているのは近隣地域の復興に向けた取り組みを紹介したパネルや映像掲示です。本格的な復興に向けて新しい町づくりが進んでいて私たちが行った新生Jヴィレッジや廃炉関連企業の施設の拠点竜田駅東側エリア、双葉郡のスポーツや健康づくりの拠点として楢葉町屋内体育施設など復興に向けての再開発には大変驚かされました。

写真:リプルン福島の柱や復興の取り組みの映像掲示が分かる写真

まとめ

今回初めての田植え体験で町の人たちが積極的に声をかけてくれたり、気遣って休憩や飲み物をくれたりと町の人たちの優しさが垣間見えました。他大学の人たちとも仲良くなれ、協力して作業することが出来ました。器具に乗ったときは慣れない運転操作でしたが、町の人が優しくサポートしてくださり楽しかったです。自分が植えた稲を9月の稲刈りの時期に収穫するのが楽しみです。
また、楢葉町も初めていきましたが、東日本大震災から今日までの復興や再開発がこんなにも進んでいたことに驚かされました。しかし、私が見ている限りでしかありませんが、土日だというのに人があまりいなかったような気がします。私たちがこのボランティアを通して私たちが見学で学んだこと、見たもの、聞いたものが被災された福島の方々に届いてくれたらいいなと思います。これからも変わり続けていく福島、だからこそ今後どのように再開発していくのか、新しい町づくりに期待したいなと思いました。そして、またこのような機会があれば行きたいなと強く思う楢葉町でした。環境省の皆様、町の方々、大変ありがとうございました。

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