「ふくしまグリーン復興構想」を策定しました
2019年4月22日
「ふくしまグリーン復興構想」の策定について
昨年8月に環境省が発表した「福島再生・未来志向プロジェクト」の柱の一つである「ふくしまグリーン復興」の推進を図るため、環境省と福島県が共同で、ふくしまグリーン復興に関する取組の基本的な方向性を「ふくしまグリーン復興構想」として取りまとめました。
1.背景・目的
福島県では、平成23年3月に発生した東日本大震災の影響により、自然公園の利用者数は急激に落ち込み、震災から8年が経過した今もなお、震災前の7割に満たない状況が続いています。福島の復興への歩みをより一層進めていくためには、福島県の自然環境の素晴らしさをより多くの人々が実感し、次の世代に引き継ぐための取組みを進めていく必要があります。
こうした中で、環境省は、昨年8月に、福島復興の新たなステージに向けた支援方針「福島再生・未来志向プロジェクト」の一つとして、福島県内の自然資源活用による復興「ふくしまグリーン復興」に取り組むこととなりました。
本構想は、福島県と環境省が共同で、ふくしまグリーン復興に関する取組みの基本的な方向性を取りまとめたものです。
2.内容
「まもり、みがき、未来へつなぐ。至福のふくしま」(注)をコンセプトに、
①福島県の優れた自然環境を代表する国立公園・国定公園の魅力向上
②環境変化を踏まえた県立自然公園の見直し(只見柳津県立自然公園の国定公園編入に向けた調査、検討)
③国立公園・国定公園を中心に福島県内を広く周遊する仕組みづくり
を推進することにより、自然環境の保全と調和を図りながら適正な利用を促進し、交流人口の拡大を図り、福島県全体の復興に寄与することを目指すものです。
本構想の内容については別添資料を御覧ください。
(注)福島県内の豊かな自然を保全し(まもり)、魅力の向上や周遊の仕組みづくり等を通じて自然公園利用者の回復等を図りながら(みがき、つなぎ)、自然の恵みや持続可能な活用等を次世代に継承する(未来へつなぐ)。
素晴らしい自然とふくしまをかけあわせ、「至福のふくしま」と表現しています。