福島再生・未来志向プロジェクトとは
福島再生・未来志向プロジェクト 始動の経緯
2011年3月11日、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所での事故の発生は、未曾有の被害を生じさせました。
環境省では、放射性物質汚染対処特別措置法に基づき、2012年1月より土壌等の除染や汚染廃棄物の処理など福島の環境再生に取り組んできました。2018年3月には帰還困難区域を除く地域で除染が完了しています。
福島県内では道路・鉄道等のインフラ復旧も進み、避難指示も順次解除され、原子力災害からの復興がスタートするとともに、帰還困難区域においても、新たなまちづくりを目指した特定復興再生拠点の整備が進められています。
こうした福島の復興に、環境省の得意とする脱炭素、資源循環、自然共生などの環境施策でも貢献する。福島での環境回復の取組に加えて、「未来志向」の取組も進めてほしいとの地元の声も受け、2018年8月、環境省は新たな決意の下、「福島再生・未来志向プロジェクト」をスタートさせました。
地元ニーズに応え、環境の視点から、地域の価値を創造・再発見する未来志向の取組を力強く進めてまいります。
福島再生・未来志向プロジェクト パンフレット[PDF 4.75MB]
「福島環境・未来アンバサダー」について
環境省は、除染や特定廃棄物の処理・中間貯蔵施設事業などの福島の環境再生の取組や、環境の視点から地域の価値を創造・再発見する福島再生・未来志向プロジェクトを実施しています。これらの環境施策について、福島復興のために積極的に活動している著名な方々に情報発信について御協力いただくため、広く国民の理解醸成を図るための活動に協力いただける方を「福島環境・未来アンバサダー」に任命する制度を発足いたしました。(2020年9月15日)
小泉環境大臣より「福島環境・未来アンバサダー」の任命書を受け取るタレントのなすびさん。