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COP30 国連気候変動枠組条約第30回締約国会議

The 30th UN Climate Change Conference
of the Parties (COP30)

福島の環境再生の取組と復興のあゆみ国連気候変動枠組条約
第30回締約国会議(COP30)

廃炉・ALPS処理水放出の取組

福島復興の大前提である東京電力福島第一原子力発電所の廃炉は、世界にも前例のない困難な事業です。国が前面に立ち、「中長期ロードマップ」に基づき、国内外の叡智を結集し、一つ一つの対策を安全かつ着実に履行してまいります。廃炉の取組の進捗については、2度にわたる燃料デブリの試験的取出しと分析、大規模取出しに向けた準備工程の具体化など、重要な前進が見られているところです。

また、東京電力福島第一原子力発電所の廃炉を安全かつ着実に進めるためには、同発電所敷地内のALPS処理水(※)を処分することが不可欠であることから、政府は、2021年4月、安全性の確保と風評対策の徹底を前提に、ALPS処理水を海洋放出する方針を決定しました。2023年8月24日の海洋放出開始以降、モニタリングの結果や国際原子力機関(IAEA)の評価から、ALPS処理水の海洋放出は人や環境への影響がなく、安全であることが確認されています。
環境省では、ALPS処理水の処分に関する様々な対応のうち、環境中の放射性物質の状況を確認するための海域環境モニタリングの実施を担っています。
※「ALPS処理水」とは、東京電力福島第一原子力発電所の建屋内にある放射性物質を含む水について、トリチウム以外の放射性物質を、規制基準を満たすまで浄化処理した水のこと。
トリチウムについても、国の定めた規制基準を十分満たすよう、規制基準の40分の1(WHO飲料水基準の約7分の1)未満になるまで、処分する前に海水で大幅に薄めます。